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衝突現場の地図

 大分海上保安部などに入った情報によると、13日午前8時15分ごろ、大分県津久見市保戸島から北東約2キロの海上で、ヨットと砂利採取運搬船(492トン、長さ64.71メートル)が衝突した。ヨットには複数人が乗っていたとみられ、沈んだ可能性がある。同保安部などが付近を捜索して男性1人を救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。引き続き行方不明者を捜索する。

 同保安部によると、死亡したのは大分市の医療関係者、山本真さん(70)。衝突の約2時間後に、保戸島北西4キロの海上でうつぶせで浮いているところを救助されたが、すでに心肺停止の状態だった。同保安部は山本さんがヨットに乗船していたかどうかは確認できていないとしている。

 事故の通報は、発生時刻と同じころ運搬船の船長から佐伯海上保安署に寄せられた。船長はその際、「ヨットには複数名乗船していたようだが詳細は不明」としていた。運搬船の乗船者に負傷者はおらず、浸水もなかったという。

 事故当時の天候は晴れで波もなかったが、視程は50メートル以上200メートル以下で「不良」だった。

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